演劇台本　　　　　　　　　

演劇『うない物語』ー乙女塚伝説よりー

神戸市東灘区に現存する乙女塚にまつわる言伝えをもとに演劇台本にしたもの。
同時に二人の男から求愛を受け、一人を選ぶことができず、川に身を投げた
うない乙女の物語。後を追って身投げした二人の男たちの塚も求女塚として残っている

劇団ホロスコープの委嘱により執筆。1989年11月 6日　枚方市立楠葉公民館にて
同劇団により初演。

　

演劇『おみなえし物語』−女郎花塚伝説より−

八幡市男山八幡宮のふもとに今も残る女郎花塚にまつわる伝説を演劇用に脚色。
平安の都、小野頼風と恋に落ちたさきくさという娘が、彼を妬む賀茂重都から頼風に妻子の
あることを告げ口され、男山にある頼風の自宅で真実を知り川に身を投げるが、その後には一本の
女郎花が生える。後を追って頼風が身を投げ後にはその女郎花の方にだけしか葉を出さない
片葉の葦が生えたと言う。

劇団ホロスコープの委嘱により執筆。1990年11月 8日　枚方市立楠葉公民館にて作者自身の演出で
同劇団により初演。1992年 1月21日　八幡市立男山文化ホールの会館事業の一環として同劇団により
作者自身の演出、主演により再演。